失敗しないフォイルサーフィンボードの選び方

前回と前々回のブログでは、失敗しないフォイルの選び方について解説しました。
今回のブログでは、フォイルボードの選び方について解説したいと思います。

失敗しないフォイルボードを選ぶために最低限、考慮しないといけないポイントがいくつかあります。
1. どのジャンルのフォイルサーフィンをやるのか
2. 初心者なのか、上級者なのか
3. そして自分の体重です

はい、前のブログを見ていただいた方はお気付きかもしれませんが、フォイルを選ぶ時のポイントと全く同じですね。

それぞれのポイントについて解説する前に、ボードに関する一般論を説明させてください。
大きいボードから小さいボード、細長いボードや幅の広いボードなど形が様々ですが、共通して言える事は、
・ボードが大きければバランスが取りやすい反面、抵抗が大きいのでスピードや機動性は劣ります。
・ボードが小さければバランスが取りにくい反面、抵抗が少ないぶんスピードが出ますし、機動性も高くなります。

ウィングフォイル・SUPフォイル

ウィングフォイルやSUPフォイルをやる場合、スタートポジションはボードに乗っている状態になりますので、動いていない状態でも十分な浮力があるボードが必要になります。
一般的に言われているのは「自分の体重+10リットル」ルールです。
1リットルは1kgですので、自分の体重が60kgの場合は70リットルより大きいボード、自分の体重が80kgの場合は90リットルより大きいボードを選んでください。
個人的には初心者の方には「自分の体重+10リットル」でも少し小さいかもしれません。
ただ、大きいボードを買ってしまうと上達した時に機動性の悪さにガッカリしてしまいますので、お金に余裕があれば最初に大きいボードを買って、上達したら小さいボードを買うのがベストです。そんなにお金に余裕はないけど、大きいボードから始めたい場合はインフレータブルと言って空気で膨らませるボードから始めるのも1つの手だと思います。

フォイルサーフィン

フォイルサーフィン、またはプローンフォイルをやる場合、最初からボードの上に乗る必要はなく、波に合わせてパドリングで漕いでいければいいので、少し小さめの浮力で大丈夫です。
一般的に言われているのは「自分の体重の半分」ルールです。
自分の体重が60kgの場合は30リットルより大きいボード、自分の体重が80kgの場合は40リットルより大きいボードを選んでください。

ウェイクフォイル

最後にウェイクフォイル、またはトーイングでフォイルをやる場合、スタートポジションは水中でロープを握って、船が走り始めると引っ張られて浮力が得られるため、一般的に言われているのは「小さければ小さいほどいい」ルールです。
ウェイクフォイルではボードの浮力は必要としないため、自分の体重に関係なく、小さいボードで大丈夫です。
ただし、「失敗しないハイドロフォイルの選び方!(前編:フロントウィング編)」で説明した通り、体重が重い人は、大きめの面積のフォイルが必要ですので注意してください。

カイトフォイル

カイトフォイルをやる場合も「小さければ小さいほどいい」ルールが当てはまります。
スタートポジションはカイトが既に宙に浮いている状態なので、すぐに浮力を得ることが可能です。
カイトが海面に落ちてしまった場合は、カイトを浮かせてからのスタートになります。

コネクターの規格について

最後に気を付けて頂きたいのが、ボードとフォイルの接続部分(コネクター)の規格です。
今はこのダブルUSボックスという規格が主流になっており、9割以上のブランドで採用されていますが、数年前、フォイルサーフィンが出始めた時はディープタートルボックスという規格がありました。
ディープタートルボックスの穴しか無いボードは、ディープタートル規格のフォイルが必要になりますので、購入する時は気を付けてください。
ほとんどのメーカーでもう発売していないので、新品を買う場合は気にしなくてもいいかと思いますが、中古のボードを買う時は注意が必要です。

フォイル知識

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