フォイル(ハイドロフォイル)とフォイルのパーツを徹底解説!

フォイルインポート最初の記事では、フォイルとフォイルの各パーツの説明を載せていきます。

通称「フォイル」の正式名称は「ハイドロフォイル」といい、日本語では水中翼ともいいます。

水中翼はもともと船の下に取り付け、船が加速することで水中翼に揚力(上向きに動く力)がうまれ、船が水面から浮き上がり、船底と海面の抵抗を無くすことで効率よく船が航行出来るようにするための技術として1900年代に生まれ、実用化されました。

1900年代は軍用水中翼船の研究・開発が主流でしたが、1950年頃から客船としての利用に転用され始め、日本でも1960年代には商業用半没型水中翼船が相次いで登場しました。 現在では東京や熱海から大島まで東海汽船が運行する “早い” “揺れない” 高速ジェット船などが水中翼船として知られています。
ハイドロフォイルや水中翼はあまり聞き慣れない言葉ですが、実は古い歴史がある技術なのです。

この技術とサーフィンを組み合わせて生まれたのがフォイルサーフィンです!
フォイルサーフィンではボードが水面から浮かぶことで海面との抵抗がなくなり、少ない力(小さい波、弱い風など)でサーフィンを楽しむことが可能です。

また、サーフィンで波に乗ると、ボードと水面の抵抗が振動として足にダイレクトに伝わってきますが、フォイルサーフィンの場合は抵抗が無いため浮いている間はボードが振動せず、まるでアラジンの魔法のじゅうたんに乗っている様な感覚になります!(※個人の感想です)

フォイルサーフィンに使用されるハイドロフォイルはいくつかのパーツから成り立っており、全てセットで購入することも可能ですが、必要に応じて部品だけ購入して、用途に応じて付け替えて使うことも可能です。

フロント ウィングは揚力を生み出す一番大切なパーツになり、大きさ、アスペクト比、材質、厚みなどによって性能が異なります。 どの様な大きさや形状のフロント ウィングを選べばいいのかは、また別のブログで詳しく解説していきます。

リア ウィングは後方に付いている小さい翼になり、メーカーによってはテール ウィングやスタビライザーと呼ばれることもあります。 フロント ウィングほど大きくなく、リア ウィングの役割は揚力を生み出すことよりも、ボードを安定させることにありますが、フロント ウィング同様、大きさや形状によって性能が異なります。

フューサレージは「胴体」を意味し、フロントとリアのウィングやマストを繋ぐ役割があります。 フューサレージの長さによっても性能が異なります。

マストはボードとハイドロフォイルの間を繋ぐパーツになり、長さによって性能が異なります。

コネクター プレートはハイドロフォイルとボードを接続するパーツです。 最近はアメリカで主流のプレート型(別名:2トラック プレート型)に規格が統一されつつありますが、メーカーによってはディープ タトル ボックス型を採用しているメーカーもあります。 これからボードやフォイルを買う人はプレート型を選んでおけば間違いないですが、すでにフォイルを持っている人は、自分のフォイルのコネクターに合ったボード選びが必要です。 (プレート型からディープ タトル ボックス側への変換アダプターもあります)
ディープ タトル ボックス型はボードに穴が空いていて、そこにフォイルを差し込むイメージです。 一方のプレート側はボードに付いている2本のトラックにネジを4本使って固定するため、自分の好みに合わせてフォイルの設置場所を前後に調整が可能というメリットがあります。

以降のブログでは、自分に合ったパーツの選び方について解説していきます!

#フォイルフォイル知識

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